ごみが詰まる原因

1.草木を入れた ー草花や葉っぱに付着の土を取除き、1日に2~3個づつ小さな袋に入れ捨てる


●トラブル状況

多量の草木を捨てると途中(弁上部の辺り)で詰まるのですが、直ちに「赤ランプ」が点灯しない事が多々あります。

徐々にほかのごみも重なってゆき、「赤ランプ」がそのうち点灯して投入できなくなります。


●原因

下図は投入口(貯留排出機小容量タイプ)の内部構造図です。



草木を投入すると、投入口より下方の弁上部に溜まり、噛み込んで弁が動かなくなります。特に、草木に土がついていると発生率が高くなります。

●対応策

捨てるものは、草木の中でも草花や葉っぱなどかさの小さいものに限るのが望ましいです。

付着している土を取除き、小さな袋入れ1日につき2~3個捨てます。残りは次の日に同様にして捨てます。こうすると、弁上部に溜まることはありません。

●復旧作業は大変です!

「赤ランプ」が点灯した時点では、利用者には原因が判りません。満杯と思っています。



環境処理センターで操作して初めて弁の詰まりに気付きます。係員が出向き、貯留排出機に入り、初めて「草木の詰まりが原因」だとわかります。手作業で草木を取らなければなりません。

手作業で処理をするため、費用と手間がかかります。弁を傷める原因ともなります。


2.衣服を入れた-投入口に捨てないで、(再生資源)集団回収に出す

●トラブル状況
衣服を投入口に投入すると、投入口下方の貯留排出機のスクリュウに絡み動かなくなります。この後もごみを投入できますが、やがて赤ランプが点灯します。スクリュウを回しても輸送管にごみを送り出せません。ごみ捨てができなくなります。
衣服を捨てた直後でないので、本人は自分が原因を作った事に気付きません。

●原因
下図はごみを入れる投入口(貯留排出機タイプ)の内部構造図です。
投入口から、衣服を袋に入れ捨てても、輸送管へごみを移動させるスクリュウに衣服が噛み込んで運べなくなります。。

●対応策
衣服は資源ごみとして(再生資源)集団回収に出してください。


●復旧作業は大変です!
環境処理センターでスクリュウを操作しても赤ランプ点灯が継続して、ごみが輸送管に移動しない事からトラブルに気付きます。
スクリュウを逆回転しても解決できない場合には、係員が出向き貯留排出機のスクリュウに巻き付いた衣服を手作業で取らなければなりません。
そのために、不潔な環境下での作業になります。費用、手間もかかります。スクリュウを傷める原因ともなります。



3.大量の新聞紙・本・種類などを入れた-投入口に捨てるのではなく、(再生資源)集団回収に出す

●トラブル状況
大量の新聞紙・本・書類などを投入すると、投入口下方の貯留槽や貯留排出機の内部につまり動かなくなります。その後もごみを投入できますが、やがて「赤ランプ」が点灯し、ごみを捨てることができなくなります。
大量の新聞紙・本・書類などを投入した直後でないので、本人は自分が原因を作った事に気付きません。

●原因
下の写真は大量の新聞紙が貯留排出機の中で詰まった内部の写真です。これにより下記の様な事象に至ります。
  • 投入口下方の貯留槽の詰まり。
  • 弁上部に堆積して弁が動作不能。
スクリュウに絡みつきスクリュウが動作不能。



●対応策
投入口には大量の新聞紙・本・書類などを捨ててはいけません。これらは資源ごみとしての認識をもち、(再生資源)集団回収に出します。

●復旧作業は大変です!
環境処理センターで弁やスクリュウを操作しても赤ランプ点灯が継続し、ごみが移動しない事からトラブルに気付きます。
スクリュウ逆回転などをしても解決できない場合には、係員が現場に出向き、手作業で大量の詰まりものを除去します。
不潔な狭隘箇所の手作業なので、費用と手間がかります。スクリュウや弁を傷める原因になります。


4.ダンボール・大量の発砲スチロールを入れた-投入口に捨てるのではなく、(再生資源)集団回収に出す

●トラブル状況
大量のダンボールや発泡スチロールなどを投入すると、投入口下方の貯留槽や貯留排出機が詰まります。その後もごみは投入できますが、やがて「赤ランプ」が点灯し、ごみを捨てることができなくなります。
大量のダンボールや発泡スチロールなどの投入直後でないので、本人は自分が原因を作ったことに気付きません。
●原因
下の写真は貯留排出機の中で詰まっていた大量のダンボールや発泡スチロールを取り出して写した写真です。この投入で以下のトラブルがおこります。
  • 投入口下方の貯留槽に詰まる。
  • 弁上部に堆積して弁が動作不能。
  • スクリュウに絡みつきスクリュウが動作不能。

●対応策
大量のダンボールや発泡スチロールなどを捨ててはいけません。
ダンボールは資源ごみです。(再生資源)集団回収に出して下さい。
発泡スチロールは「その他燃やすごみの日」(月1回)に出して下さい。


●復旧作業は大変です!
環境処理センターで弁やスクリュウを操作しても赤ランプ点灯が継続し、ごみが移動しない事からトラブルに気付きます。
スクリュウを逆回転しても解決しない場合には、係員が現場に出向き、大量のダンボールや発泡スチロール除去します。
不潔な狭隘箇所の手作業なので、費用と手間がかります。スクリュウや弁を傷める原因になります。



5.板・木々の投入-投入口に捨てるのではなく、その他燃やすごみへ

●トラブル状況
板や木々などを投入した場合には、投入口が詰まります。その後もごみは投入できますが、やがて「赤ランプ」が点灯し、ごみを捨てることができなくなります。
板や木々などを投入した直後でないので、本人は自分が原因を作った事に気付きません。
●原因
下の写真は、木の板が貯留排出機の弁上部に大量に溜まった状態を撮ったものです。
また、最近机の引き出しと思われる木箱が投入口に捨てられていました。
板や木々などは投入口に入るように切断しても、貯留排出機の弁上部に堆積して弁が動かなくなるか、スクリュウに絡みつき動かなくなる事が予想されます。


●対応策
投入口には大量の板や木々などを捨ててはいけません。50cm未満にして「その他燃やすごみの日」(月1回)に出して下さい。50cm以上のものは、予約して有料の粗大ごみとして出して下さい。又は、環境処理センターへ予約して「持ち込みごみ」として処置してください。



●復旧作業は大変です!
環境処理センターで弁やスクリュウを操作しても赤ランプ点灯が継続し、ごみが移動しない事からトラブルに気付きます。
スクリュウを逆回転しても解決しない場合には、係員が現場に出向き、大量の板や木々を除去します。
不潔な狭隘箇所の手作業なので、費用と手間がかります。スクリュウや弁を傷める原因になります。


5.その他ー捨てては行けないもの

●貴重品を誤って投入しない。自己で管理すること。

「貴重品(財布、自動車の鍵、母子手帳など)を誤投入したので取り出してほしい」と言った連絡が、昨年は10件ありました。

取り出すには、投入口の中に係員が入り、ごみをひとつひとつ取り出し、袋を開けて有無を確認しなければなりません。しかも、早朝にごみを移動させますので、それまでに見つける必要があるので時間の制約があります。係員は焦って不衛生な作業をします。

先日は、日曜日に連絡があり、係員が緊急出社し、投入口に入り捜索しましたが、出てきませんでした。なんと、貴重品は通報者の自宅にありました。このために多額の費用がかかり、係員は日曜の貴重な時間を不衛生で過酷な無駄作業をせざるを得ませんでした。

捨てる前に、貴重品は必ず自己確認をしてください。


●絶対投入口に捨ててはならないもの(下記の写真は最近のマナー違反ごみです。)

これらを捨てると輸送管を傷める原因となり、寿命を短くしてしまいます。処理するために時間と手間とお金を使います。

絶対にこのようなごみは投入口には入れないでください。


以上