基本理念と4つの活動
◆基本理念
これからの「街づくり」は、行政だけに任せる時代ではありません。芦屋市民が主体となり、「市民と行政」が共に考え、共に動き、納得のいく解決を生み出すことが本来の姿だと考えます。
市民ニーズの多様化や財源の制約が進むなか、従来型の行政運営だけでは十分な対応が難しくなっています。こうした状況を乗り越えるためには、市民と行政が協働し、現場の知恵と経験を持ち寄って問題を解決する仕組みが不可欠です。
そのためには、「私たちの街は私たちの手でつくる」という自立した市民意識が重要です。
パイプライン問題も同様であり、地域で暮らす私たち一人ひとりの知識・経験・問題解決力を結集し、行政と共に課題解決へ取り組む姿勢が求められます。
互いに意見を交わし、情報を共有し、行動をともにすることで、市民と行政の信頼関係が築かれ、将来の街づくりの土台が形成されます。
そのための協働の場として設立されたのが、「ごみ収集パイプライン利用者の会」です。

◆4つの活動
私たちは「知ることは力である」という原則のもと、行政が保有するデータに加え、現地調査・視察・他自治体の情報など一次情報を継続的に収集します。正確な情報は、市民の安心を支え、最適な判断を導く基盤となります。
収集した情報を市民・行政・議会へ定期的に提供し、パイプライン維持とごみ問題の改善に向けた実効性ある解決策を提案します。批判ではなく「皆が得をする設計」を軸に、建設的な提案を積み重ねます。
3. 利用者の行動変容を促す啓発活動
不適切なごみ排出がパイプラインの寿命短縮や費用増につながる現状をふまえ、住民説明会・チラシ・HP等を通じて、正しい利用方法の普及に努めます。恐怖や批判ではなく、「街の負担を減らし、皆が安心して暮らせる」というポジティブな価値に基づいた啓発を行います。
4. 新しい街づくりの提案
市民と行政が適切に役割分担し、信頼関係を築きながら協働する街づくりが求められます。そのために、市民の主体的参加を前提とした「協働の仕組み」や「参加の場」の創出を、積極的に芦屋市へ提案します。未来に向けた持続可能な街づくりに市民が関わることを推進します。